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世界の珈琲 各銘柄ごとの特徴



主にホームローストされる方やご家庭でブレンドを楽しまれる方のために、銘柄ごとの香味・品質や焙煎時の注意点などを述べてみます。できるだけ客観的に判断しているつもりですが、当店での使用機器の特性や季節の影響、また生豆のバラツキなどもあり、人により感じ方に差異が生じる事もあるかと思います。    (御意見・御質問などはこちら(掲示板)でどうぞ。)

ブラジル サントスNO.2 #17/18
おもな特徴 コーヒー豆の中では最もポピュラーな銘柄である。
酸味・苦味など程ほどにバランスがとれていて、何より量産により安価に入手できるのが良い。
これといったクセがなくブレンドに好都合である。
焙煎時の注意点は、粒ごとにバラツキがあることが多いので事後のハンドピックで入念に取り除くこと。
また石などの異物が混ざっていることが常である。
適正焙煎度 ハイロースト〜フルシティーロースト
焙煎難易度 やさしい
生豆の色・形 乾燥式なので表皮が付いている。粒の大きさは中
煎りあがり 含水量のバラツキ等でややムラがある

ブラジル サンマリノ・サンドライ #18
おもな特徴 サントスNO.2より香味は上である。
天日干しなので、芯まで水分が抜けている。
酸味・苦味は充分ある。NO.2と比べ甘味があるが、セラードやブルボンと比べると若干劣る。
粒のバラツキは少ないほうである。
適正焙煎度 ハイロースト〜フルシティーロースト
焙煎難易度 やさしい
生豆の色・形 サントスNO.2とほぼ同じ
煎りあがり よく膨らむほうである。

ブラジル セラードコーヒー
おもな特徴 ブラジル産のコーヒーの中では品質は非常に優れている。
甘味やコクが豊富にあり、酸味・苦味も上品である。
また深くローストしても味が崩れにくいので、やや深煎りのコロンビアやグアテマラ等とブレンドすると良い味が生まれると考えられる。
適正焙煎度 ハイロースト〜フルシティーロースト
焙煎難易度 やさしい
生豆の色・形 NO.2等と比べやや粒が大きい。
煎りあがり 大きく膨らむ。粒も揃っている。

ブラジル セミWASH
おもな特徴 ブラジル産のコーヒーの中では珍しく半水洗式。
今後、増えてくると思われる。
また深くローストしても味が崩れにくく、豊かなコクがある。
適正焙煎度 シティーロースト〜フルシティーロースト
焙煎難易度 やさしい
生豆の色・形 NO.2等と比べやや粒が大きい。
煎りあがり 大きく膨らむ。粒も揃っている。

ブラジル コロラド・ピーベリー
おもな特徴 ピーベリーなので独特の外見をしている。
小粒だが焙煎は通常どおりでほぼ良い。
どちらかというと、あっさりした味である。
適正焙煎度 ハイロースト〜シティーロースト
焙煎難易度 やや難しい(浅すぎると粉っぽい味になる)
生豆の色・形 独特の形状。
煎りあがり 小さいが粒は揃っている。

ブラジル アマレロ・ブルボン
おもな特徴 ブラジル産の中ではたいへん品質が良い。
特有の甘味がある。(有機に似ている?)
ブラジル産の中では高価であるが、他国の高級品と比較すると品質の割には安価なのでストレートだけでなく、ブレンドにも使いやすい。
粒がやや小さいせいか、深めのローストでは熱に負けてしまうような気がする。
適正焙煎度 ハイロースト〜シティーロースト
焙煎難易度 やさしい
生豆の色・形 やや小粒だが揃っている。
煎りあがり 欠点豆などが少なく揃っている。

ブラジル 自然農法珈琲
おもな特徴 無農薬肥料で栽培されているためか、当然ながら薬品臭などがなく充分な甘味や酸味がある。
香りが強いのでNO.2等と比べやや深煎りがよいのではと思われる。
当然のことであるが高価である。
適正焙煎度 シティーロースト〜フルシティーロースト
焙煎難易度 やさしい
生豆の色・形 大きさは普通。粒は揃っている。
煎りあがり 欠点豆などが少なく、きれいに膨らむ。

エクアドル アンデスマウンテン
おもな特徴 非常に品質が良く、粒も揃っている。
上品な香りだが、ブルーマウンテンやクリスタルマウンテンと比較すると少し濁りがある。
上品な味が身上なので深煎りにすると個性が埋没する。浅煎り〜中煎りが適する。
適正焙煎度 ミディアムロースト〜ハイロースト
焙煎難易度 やや難しい(浅すぎると渋みが残る)
生豆の色・形 やや大粒できれい。よく揃っている。
煎りあがり よく膨らむ。

コロンビア エキセルソ
おもな特徴 ブラジル産に次ぎ生産量が多い。
コクと酸味があり、スプレモと比較しても。
大粒で焙煎には充分な時間をかける。
価格は手頃なので、家庭での焙煎ではぜひマスターするとよい。
適正焙煎度 シティーロースト〜フレンチロースト
焙煎難易度 難しい(充分、水分抜きを行う)
生豆の色・形 大粒
煎りあがり 上手に焙煎すると大きく膨らむ。

コロンビア スプレモ
おもな特徴 ブラジル産に次ぎ生産量が多い。
豊かなコクと甘味がある。
ストレート、ブレンドどちらで使用するにせよなくてはならない銘柄である。
かなり大粒で焙煎には充分な時間をかける。
価格は手頃なので、家庭での焙煎ではぜひマスターするとよい。
適正焙煎度 シティーロースト〜フレンチロースト
焙煎難易度 難しい(充分、水分抜きを行う)
生豆の色・形 大粒
煎りあがり 上手に焙煎するとかなり大きく膨らむ。

コロンビア エスメラルダ
おもな特徴 スプレモより、さらに豊かなコクと甘味がある。
ストレート、ブレンドどちらでも使用できる。
かなり大粒で焙煎には充分な時間をかける。
適正焙煎度 シティーロースト〜フレンチロースト
焙煎難易度 難しい(充分、水分抜きを行う)
生豆の色・形 大粒
煎りあがり 上手に焙煎するとかなり大きく膨らむ。

コロンビア ナリーニョ
おもな特徴 主な特質はスプレモとほぼ同じだが、ワンランク上である。
形状や焙煎方法なども、さほどかわらない。
適正焙煎度 シティーロースト〜フレンチロースト
焙煎難易度 難しい(充分、水分抜きを行う)
生豆の色・形 大粒
煎りあがり 上手に焙煎するとかなり大きく膨らむ。

コロンビア ブカラマンガ
おもな特徴 コロンビア産特有のコクや甘味が豊富である。
やや苦味が勝っていることがある。
品質の割に価格はさほど高くない。
適正焙煎度 シティーロースト〜フレンチロースト
焙煎難易度 難しい(充分、水分抜きを行う)
生豆の色・形 大粒
煎りあがり 上手に焙煎するとかなり大きく膨らむ。

コロンビア サンアグスティン
おもな特徴 主な特質はスプレモとほぼ同じだが、高品質である。
形状や焙煎方法などは、さほどかわらない。
バランスのとれた酸味・苦味また甘味を持っている。
適正焙煎度 シティーロースト〜フレンチロースト
焙煎難易度 難しい(充分、水分抜きを行う)
生豆の色・形 大粒
煎りあがり 上手に焙煎するとかなり大きく膨らむ。

コロンビア マラゴジッペ
おもな特徴 巨大サイズの豆。
比較的バランスがとれている。
やや高価である。
適正焙煎度 シティーロースト〜フレンチロースト
焙煎難易度 難しい(充分、水分抜きを行う)
生豆の色・形 大粒
煎りあがり 上手に焙煎するとかなり大きく膨らむ。

ペルー HG
おもな特徴 品質はやや悪いが、価格が安価で中深煎り〜深煎りに向く。
ハゼ音が大きいので煎り止めのタイミングを掴みやすい。
味は、多少クセがある。充分ふくらむのでシティーロースト位で止めてもよいが、深煎りにすると苦味が生きてくる。
適正焙煎度 シティーロースト〜フレンチロースト
焙煎難易度 やさしい
生豆の色・形 大きさは中。欠点豆がやや多い。
煎りあがり よく膨らむ。ハゼ音が大きい。

ジャマイカ ブルーマウンテン
おもな特徴 たいへんに品質が良いが、非常に高価である。
浅煎りから中煎りで、たいへん上品な香りをかもしだす。
深煎りにしてしまうと個性が完全に無くなってしまうので、注意する。
適正焙煎度 ミディアムロースト〜ハイロースト
焙煎難易度 やや難しい(浅すぎると粉っぽい味になる)
生豆の色・形 大粒で非常によく揃っている
煎りあがり 大きく膨らむ

キューバ クリスタルマウンテン
おもな特徴 たいへんに品質が良いが、やや高価である。
浅煎りから中煎りで、たいへん上品な香りをかもしだす。
深煎りにしてしまうと個性が完全に無くなってしまうので、注意する。
適正焙煎度 ミディアムロースト〜ハイロースト
焙煎難易度 やや難しい(浅すぎると粉っぽい味になる)
生豆の色・形 大粒で非常によく揃っている
煎りあがり 大きく膨らむ

キューバ TL(ツルキーノ)
おもな特徴 上品で香ばしい味だが、クリスタルマウンテンと比較するとやや落ちる。
焙煎時の特性などほぼ同じなのでTLで練習したのちCMにとりかかると良い。
適正焙煎度 ミディアムロースト〜ハイロースト
焙煎難易度 やや難しい(浅すぎると粉っぽい味になる)
生豆の色・形 大粒で揃っている
煎りあがり 大きく膨らむ

ドミニカ バラオナ
おもな特徴 特有の味を持っている。ブレンドに使用し個性を生かせれば、味に巾が広がると思う。
カリビアン・モカと呼ばれる事がある。
適正焙煎度 ミディアムロースト〜シティーロースト?
焙煎難易度 やや難しい
生豆の色・形 少し小粒だが、よく揃っている。
煎りあがり きれいに膨らむ

ドミニカ ハイランド・クイーン
おもな特徴 特有の酸味と香りを持っている。
ブレンドに使用し個性を生かせれば、味に巾が広がると思う。
適正焙煎度 ミディアムロースト〜シティーロースト?
焙煎難易度 やや難しい
生豆の色・形 よく揃っている。
煎りあがり きれいに膨らむ

ハイチ G1
おもな特徴 特有の味と香ばしさを持っており、品質もたいへん良い。
浅煎り〜中煎りに向く。
適正焙煎度 ミディアムロースト〜ハイロースト
焙煎難易度 やや難しい
生豆の色・形 やや大粒でそっている。
煎りあがり 大きく膨らむ。

ハワイ コナ
おもな特徴 たいへんに品質が良いが、非常に高価である。
中煎りで、たいへん上品な香りをかもしだす。
酸味・甘味が絶妙。
深煎りにしてしまうと個性が無くなってしまうので、注意する。
適正焙煎度 ハイロースト
焙煎難易度 やや難しい(浅すぎると粉っぽい味になる)
生豆の色・形 大粒で非常によく揃っている
煎りあがり 大きく膨らむ

メキシコ AL(アルチュラ)
おもな特徴 酸味・苦味などのバランスがとれている。
価格も安価な方なので焙煎の練習に向いている。
適正焙煎度 ハイロースト〜シティーロースト
焙煎難易度 やさしい(初期に水分をよく抜いてやる)
生豆の色・形 大きさは中
煎りあがり やや膨らみにくい

メキシコ メルセデス
おもな特徴 非常にバランスのとれた味をしている。
ストレートでもブレンドでも使えるが、やや高価である。
適正焙煎度 ハイロースト〜シティーロースト
焙煎難易度 やや難しい(初期に水分をよく抜いてやる)
生豆の色・形 大粒で揃っている
煎りあがり 大きく膨らむ

ブルンディー WASH
おもな特徴 豊かな酸味を持っている。
適正焙煎度 シティーロースト〜フルシティーロースト
焙煎難易度 やや難しい
生豆の色・形 中粒
煎りあがり 比較的そろっている

ホンジュラス HG
おもな特徴 これといって突出した味はない。
価格が安価なので焙煎の練習にはよいと思われる。
適正焙煎度 ハイロースト〜シティーロースト
焙煎難易度 やさしい(初期に水分をよく抜いてやる)
生豆の色・形 大きさは中
煎りあがり やや膨らみにくい

エルサルバドル SHG
おもな特徴 やや特異な味を持っている。
適正焙煎度 シティーロースト〜フルシティーロースト
焙煎難易度 やや難しい
生豆の色・形
煎りあがり

コスタリカ SHB
おもな特徴 豊かな酸味を持っている。
タンザニアと比較すると、ややコクが薄い。
適正焙煎度 シティーロースト〜フルシティーロースト
焙煎難易度 やや難しい
生豆の色・形 中粒
煎りあがり ややバラツキがある

コスタリカ コーラルマウンテン
おもな特徴 豊かな酸味を持っている。
SHBよりも、明らかに味がまろやかである。
ストレートでも充分な香味がある。
適正焙煎度 シティーロースト〜フルシティーロースト
焙煎難易度 やや難しい
生豆の色・形 大粒
煎りあがり 比較的そろっている

パナマ モンティノ SHB
おもな特徴 豊かな酸味を持っている。
まろやかな味であるが、豆工房でもまだよく把握していない。
適正焙煎度 シティーロースト〜フルシティーロースト
焙煎難易度 やや難しい
生豆の色・形 大粒
煎りあがり 比較的そろっている

グアテマラ SHB
おもな特徴 豊かなコクを持っており酸味・苦味も充分ある。
粒が大きく締まっているので、充分な水分抜きを行う必要がある。
注意しないと渋みが残りがちである。
適正焙煎度 シティーロースト〜フルシティーロースト
焙煎難易度 難しい(充分な水分抜きが必要)
生豆の色・形 大粒
煎りあがり 大きく膨らむ

グアテマラ アンティグア
おもな特徴 SHBよりも、さらに豊かなコクや酸味・苦味を持っている。
粒が大きく締まっているので、充分な水分抜きを行う必要がある。
注意しないと渋みが残りがちである。
適正焙煎度 シティーロースト〜フルシティーロースト
焙煎難易度 難しい(充分な水分抜きが必要)
生豆の色・形 大粒
煎りあがり 大きく膨らむ

グアテマラ エクセルマウンテン
おもな特徴 グアテマラ産の高級品である。
非常に粒が揃っている。高価。
甘味・コクに加え、香ばしい味を持っている。
SHB同様、充分な水分抜きを行う必要がある。
適正焙煎度 シティーロースト〜フルシティーロースト
焙煎難易度 難しい
生豆の色・形 大粒
煎りあがり

ジンバブエ
おもな特徴 豊かな酸味を持っている。
適正焙煎度 シティーロースト〜フルシティーロースト
焙煎難易度 やや難しい
生豆の色・形 大粒
煎りあがり 豆面はゴツゴツしている

インドネシア ガヨマウンテン
おもな特徴 特有の味を持っている。高価。
最近、盛んに日本に入荷している。
粒は非常に揃っているが、ニュークロップでは青臭さが強いので焙煎初期に時間を長めにとるか、若干深めの煎り止めとすると、甘味やコクが引き出される。
適正焙煎度 シティーロースト〜フルシティーロースト
焙煎難易度 やや難しい
生豆の色・形 大きさは中
煎りあがり 揃っている

インドネシア ロブ・WIB
おもな特徴 ロブスタの低級品は缶コーヒー等に使われている。
一般に軽視されがちだが、上手に配合すると味を損ねることはない。
苦味が強く特有の臭みがあるので、ストレートには向かない。
アイスコーヒー等に使用すると良い。
適正焙煎度 シティーロースト〜フルシティーロースト
焙煎難易度 やや難しい
生豆の色・形 特有の形状(丸い)
煎りあがり

パプアニューギニア シグリ
おもな特徴 やや個性のある香ばしい味を持っている。
粒はよく揃っている。
適正焙煎度 シティーロースト〜フルシティーロースト
焙煎難易度 やや難しい
生豆の色・形
煎りあがり

インドネシア カロシ・トラジャ
おもな特徴 豊富な苦味・甘味やコクを持っている。
焙煎時、豆色の変化が他の豆とは若干異なる。(途中で豆の表面が白くなるので、よく観察しないと煎り止めがぶれやすい。)
また直火式の焙煎機のほうが、香味が出やすいようである。
私見だが、品質の割に価格が高すぎるのではと思う。
適正焙煎度 フルシティーロースト〜フレンチロースト
焙煎難易度 難しい
生豆の色・形 大粒で揃っている
煎りあがり 非常に大きく膨らむ

バリ・アラビカ神山
おもな特徴 香ばしい味を持っている。 よく揃っているが、高価。
適正焙煎度 シティーロースト〜フレンチロースト
焙煎難易度 やや難しい
生豆の色・形
煎りあがり

インドネシア マンデリン・G1
おもな特徴 特有の苦味・コクがあり深煎りならではの濃い味をしている。
粒が大きいのでじっくりと時間をかけて焙煎する。
最近、品質が悪く欠点豆だらけである。
また異物が混じっており、注意深く取り除かないとミルを壊す原因となる。
適正焙煎度 フルシティーロースト〜フレンチロースト
焙煎難易度 やや難しい
生豆の色・形 非常に欠点豆が多い
煎りあがり 大きく膨らむ

インドネシア マンデリン・トバコ
おもな特徴 特有の苦味・コクがあり深煎りならではの濃い味をしている。
粒が大きいのでじっくりと時間をかけて焙煎する。
G1と比べると、粒は揃っており欠点豆も少ない。
適正焙煎度 フルシティーロースト〜フレンチロースト
焙煎難易度 やや難しい
生豆の色・形 欠点豆が混入
煎りあがり 大きく膨らむ

インドネシア ゴールデンマンデリン
おもな特徴 特有の苦味・コクと香りがある。
粒が大きいのでじっくりと時間をかけて焙煎する。
品質も揃っている。
特徴的な香味は素晴らしい。
適正焙煎度 フルシティーロースト〜フレンチロースト
焙煎難易度 やや難しい
生豆の色・形 揃っている
煎りあがり 大きく膨らむ

エチオピア モカ シダモG4
おもな特徴 特有の酸味と香りを持っているが、ハラ―ボールドと比較すると上品さややわらかさでは若干劣る。
モカ全般についていえるが、欠点豆だらけである。
特有の味は、好き嫌いがはっきりと分かれる。
適正焙煎度 ミディアムロースト〜シティーロースト
焙煎難易度 難しい
生豆の色・形 非常にばらついている。
煎りあがり ばらついている。

エチオピア モカ・ハラ―ボールド
おもな特徴 酸味と香り、また甘味は格別である。
シダモほどではないが、やはり生豆はばらついている。
特有の味は、好き嫌いがはっきりと分かれる。
適正焙煎度 ミディアムロースト〜シティーロースト
焙煎難易度 難しい
生豆の色・形 ばらついている。
煎りあがり ばらついている。

エチオピア モカ・WASH
おもな特徴 水洗式なので、程々に粒は揃っている。
乾燥式と比較すると、香り・酸味などの特徴はやや緩いようである。
比較的、深煎りまで向くと思われる。
適正焙煎度 ハイロースト〜フルシティーロースト
焙煎難易度 やや難しい
生豆の色・形 やや小粒で揃っている。
煎りあがり 揃っている。

エチオピア マウントパークモカ
おもな特徴 モカ特有の酸味・香りを持っているがさほど鋭くない味であり、飲みやすい。
程々に揃っており、焙煎は極端には難しくない。
適正焙煎度 ミディアムロースト〜シティーロースト
焙煎難易度 やや難しい
生豆の色・形 程々に揃っている。
煎りあがり

中国 雲南思芽
おもな特徴 豊かなコクを持っている。
適正焙煎度 シティーロースト〜フレンチロースト
焙煎難易度 やや難しい
生豆の色・形 大粒
煎りあがり 豆面はゴツゴツしている

ネパール
おもな特徴 ヒマラヤコーヒーと呼ばれるらしい。
粒は揃っていないが、酸味やコクがある。
近年、生産を始めたらしくまだ洗練されていないが、無農薬(化学肥料を購入できないらしい)なので薬品臭がまったく無く、味にまろやかさがある。
地理的に輸出・運搬が困難であるらしいが、政府が栽培に力を入れていて今後に期待が持てる。
数年先には、もっと良い品質になると思われる。
適正焙煎度 シティーロースト〜フルシティーロースト
焙煎難易度 やや難しい
生豆の色・形 あまり揃っていない
煎りあがり 普通

タンザニア AA KIBO
おもな特徴 一般にはキリマンジャロの名で呼ばれている。 大粒で酸味・甘味や豊富なコクがある。 粒が大きいので熱が豆の芯まで通り難く、充分な時間をかけないと渋みが残りがち。 価格も手頃なので、ぜひ練習すると良い。
適正焙煎度 シティーロースト〜フルシティーロースト
焙煎難易度 やや難しい
生豆の色・形 大きい
煎りあがり 大きい

タンザニア アデラ
おもな特徴 主な特徴はKIBOとほぼ同じ。 粒は揃っており、味も洗練されている。やや高価。
適正焙煎度 シティーロースト〜フルシティーロースト
焙煎難易度 やや難しい
生豆の色・形 大きい
煎りあがり 大きい

ザンビア
おもな特徴 豊かなコクを持っている。
適正焙煎度 シティーロースト〜フレンチロースト
焙煎難易度 やや難しい
生豆の色・形 大粒
煎りあがり 豆面はゴツゴツしている

ケニア AA
おもな特徴 特有の香ばしい味をもっている。 やや個性が強く、深めの焙煎が向いていると思われる。
適正焙煎度 フルシティーロースト〜フレンチロースト
焙煎難易度 やや難しい
生豆の色・形
煎りあがり

イエメン モカ・マタリ
おもな特徴 モカ・ハラーを凌ぐほどの独特の酸味・香り、また甘味を持っている。
シダモやハラ−同様、欠点豆が非常に多い。
特有の味は、好き嫌いがはっきりと分かれる。
適正焙煎度 ミディアムロースト〜シティーロースト
焙煎難易度 難しい
生豆の色・形 非常にばらついている。
煎りあがり ばらついている。

インド プランテーション
おもな特徴 特有の苦味と香ばしさを持っている。
ハゼ音が大きく分かりやすい。
やや個性が強く、深めの煎り止めが向いている。
適正焙煎度 フルシティーロースト〜フレンチロースト
焙煎難易度 やや難しい
生豆の色・形 ややばらついている
煎りあがり よくはぜる

インド モンスーン
おもな特徴 特有の苦味と上品な香ばしさを持っている。
深めの煎り止めが向いている。
適正焙煎度 フルシティーロースト〜フレンチロースト
焙煎難易度 やや難しい
生豆の色・形 真っ白で大粒。よく揃っている。
煎りあがり 大きく膨らむ。

1・コーヒーの三原種

アラビカ種 ロブスタ種 リベリカ種
香味 良好 苦い 苦い
耐病性 弱い 強い 強い
生産量 70〜80% 20〜30% 僅少
豆の形 偏平 丸い 菱形

2・コーヒー豆分類法

現在、世界中のコーヒー生産国は60カ国以上だといわれています。
さらに、産地別や等級・各付けに分けると非常の多くの種類のコーヒー豆に分類できます。
・国名・産地名
例えば、ペルーとかインドネシアといった国名です。

・積出港名
例えば、サントスと記入されていればブラジルのサントス港から出荷されたことがわかります。

・原種名・品種名
例えば、アラビカとかロブスタ、またブルボンやムンドノ−ボといった具合です。

・等級・各付け
これには多くの分類法があります。

スクリーン(豆の大きさ)による分類
例えば、16#(メッシュ)であれば普通の大きさですし、18#であれば大型といえます。

ウオッシュト(水洗式)/アン・ウオッシュト(乾燥式)による分類

フラット(平豆)/ピーベリー(丸豆)による分類

標高による分類
栽培地の標高により、グアテマラでは7段階、メキシコやホンジュラスなどでは3段階に分けています。例えば、グアテマラを例にとるとS・H・B(ストリクトリー・ハード・ビーン)では標高4500フィート以上、H・B(ハード・ビーン)では4000〜4500フィートといった具合です。
香味 硬度 焙煎難易度 生豆価格
高地産 強い 青緑色 硬い 難しい 高価
低地産 弱い 黄緑色 軟らかい 容易 安価


品質による分類
一定量のサンプル中に含まれる欠点豆や異物の種類と数で品質を決める方法で、ブラジル・キューバ・エチオピアなど多くの国がこの方法をとっています。

香味による各付け
味覚テスト(カップテスト)を行い、各付けを決める方法です。ブラジル・ハイチ・ケニアなど。

・山岳名
例えば、かの有名なブルーマウンテン(ジャマイカ産)、クリスタルマウンテン(キューバ産)、キリマンジャロ(タンザニア産)や、さらにはガヨマウンテン(インドネシア産)、コーラルマウンテン(コスタリカ産)、エクセルマウンテン(グアテマラ産)、マウントハ−ゲン(ケニア産)などです。

・輸出業者名
コーヒー豆を海外に輸送する輸出業者


3・コーヒー生産地


南米
中米
西インド諸島
東南アジア
アフリカ・アラブ


4・各生産国

ブラジル(南米)
世界1位のコーヒー生産国です。年間生産量・約2500万袋
ほとんどがアラビカ種で品質は良好、価格も安定しています。サントスが有名で、クセのない味です。


コロンビア(南米)
世界2位のコーヒー生産国です。年間生産量・約1300万袋
コロンビア・マイルドの筆頭生産国でもあります。
産地名はメデリン、ボゴダ、マニサレスなどです。有名な上質豆はスプレモ、エキセルソなどがあり、栽培されているのはすべてアラビカ種で品質がよく非常にコクがあります。


ペルー(南米)
アンデス山岳地帯のウアヌコやクスコ、また北部のサンマルチンなどが収穫地です。特にチャンチャマイヨ地方でとれるコーヒー豆は非常に上質でクセのない味です。


エクアドル(南米)
おもな産地はエスメラルダスやサルマなどです。アラビカ種とロブスタ種を栽培していますが、特にアンデスマウンテンと呼ばれる大粒のコーヒー豆はバランスのとれた味わいです。


ジャマイカ(西インド諸島)
かの有名なブルーマウンテンはここで栽培されています。年間生産量・約5万袋
生産地は3ヶ所に分かれていて、銘柄にもなっています。すなわちB・M(ブルーマウンテン)、H・M(ハイマウンテン)、P・W(プライムウオッシュ)です。
非常に品質がよく、酸味・苦味・甘味がバランスよくまとまっています。
生産されるほとんどが日本に輸出されています。またハワイコナと並び大変に高価です。


キューバ(西インド諸島)
砂糖と煙草の生産でもよく知られています。年間生産量・約40万袋
高品質のコーヒー豆を生産しており、特にクリスタルマウンテンは上品で香り高い味。
ほかにETL(エクストラツルキーノ)、TL(ツルキーノ)、AL(アルチュラ)があります。


ドミニカ(西インド諸島)
野球選手を多く輩出していることで有名です。年間生産量・約120万袋
生産地はバラオナ、オコアなどがあります。特にバラオナ産のコーヒーは豊かな酸味と香りがあります。


グアテマラ(中米)
最近、観光地としても発展をとげている国です。年間生産量・約300万袋
産地はサンマルコス、ケサルテナンゴなどで良質な酸味をもっています。特にアンティグアは世界最高のコーヒーのひとつといえるでしょう。
SHB、HBなど収穫地の標高によって7段階にランク付けされています。


メキシコ(中米)
近年、石油産業が成長しています。年間生産量・約500万袋
おもな産地は、コアテペック、オアハカなどで芳香と酸味にすぐれています。
標高によりAL(アルチュラ)など3段階に分けられています。
コアテペックはたいへんによい酸味と香りで世界最高級品のひとつです。


ホンジュラス(中米)
産地はサンタ・バルバラ、コマヤグアなどです。
おもにブレンド用として使われることが多いです。


インドネシア(東南アジア)
スマトラ島、ジャワ島、スラウエシ島が主産地でさまざまな一級品を生み出しています。
年間生産量・約600万袋
ほとんどがロブスタ種で世界最高の品質です。
またスマトラ島のマンデリンは豊かなコクと苦味で有名です。他に島の北部でとれるガヨマウンテンはなめらかなコクと味わいで最近、非常に注目を集めていますし、スラウエシ島のカロシ、トラジャは苦味・甘味がすぐれておりコーヒー豆の宝庫といえるでしょう。


タンザニア(アフリカ)
おもな産地はモシ、アル−シャなど。年間生産量・約100万袋
キリマンジャロの名であまりに有名です。
大粒の青緑色のコーヒー豆はAAからEまでのランクに分けられています。
豊かな酸味とあふれるコクが持ち味です。


エチオピア(アフリカ)
コーヒー発祥の地と言われています。カファ地方、シダモ地方が主産地です。
年間生産量・約300万袋
欠点豆が多く異物の混入もままあるので、ハンドピックは必須です。またバラツキがあるので焙煎が難しいのですが、みてくれとは逆でまったく素晴らしい味で特にその酸味と香りは、他のコーヒー豆では替えることのできないものです。


ケニア(アフリカ)
現在アフリカでは、最も経済発展をとげている国で、首都近郊では高層ビルが林立し、さながら大都会の様相を呈しています。年間生産量・約100万袋
たいへんにグレードの高いコーヒー豆を輩出しており、素晴らしいコクがあります。
豆の大きさで7段階、カップテストで6段階に分けられており特にAAは高い評価を得ています。


インド(アラブ)
年間生産量・約300万袋
おもな産地はカルナタカ州(旧マイソール)、ケララ州など。
通称モンスーンと呼ばれている豆は、豊かな苦味とコクでよく知られています。


イエメン(アラブ)
モカ・マタリの生産であまりに有名です。年間生産量・約300万袋
おもな産地はバニマタル地区、サヌア地区などです。


パプア・ニューギニア(東南アジア)
おもな産地はゴロカ、マウントハ−ゲンなどです。年間生産量・約100万袋
豆の大きさと欠点豆の混入率により9ランクに分けられています。特にAAマウントハ−ゲンは酸味と苦味のバランスがとれている優良品です。


ハイチ(西インド諸島)
ドミニカと接している国です。年間生産量・約60万袋
おもな産地はポールデペ、ゴナイーブ、ポルト−プランスなどです。
上品で軽やかな味わい。


5・珈琲生豆


トレーに移された生豆。

ハンドピックを始めようとしている。








ハンドピックとは

生豆および煎り豆の段階で不要な欠点豆や異物等を取り除くことをいいます。
   
なぜハンドピックが必要なのか。

珈琲生豆には、さまざまな欠点豆や異物が混入しています。
また豆の大きさの不揃いのものが混ざっています。
これらをそのまま焙煎や抽出をすると、味を大きく損ねたり、ミル等の機器に損 傷を与えます。
これらを防ぐためにハンドピックをおこないます。
(特に非水洗式のコーヒー生豆は欠点豆や異物の混入が多いのでハンドピックは必須)
(モカは欠点豆のオンパレードといった感じでハンドピックを済ませると目方が20%からときには40%近くも目減りすることもあります。またインドネシア・スマトラ島のマンデリンもたいへんに欠点豆の多い銘柄です。)


欠点豆の種類
・貝殻豆
・死豆
・発酵豆
・未成熟豆(ベルジ)
・カビ臭豆
・コッコ
・ブラックビーン(黒豆)
・虫食い豆
・パーチメント

異物
・石
・木屑
・ガラス
・金属片(イヤリング 指輪 等)

用意するもの

縦・横 30cm*40cm位のトレー
トレーの底に敷く、黒または茶色の紙(画用紙など)。

生豆ハンドピック用のトレー(黒)。

ここに生豆を移して欠点豆を取り除く。







焼き豆ハンドピック用のトレー(茶)。

ここに焼き豆を移して欠点豆を取り除く。







ハンドピックの手順

    生豆の場合


    煎り豆の場合

生豆ハンドピック用のトレー(黒)。

この中から悪い生豆をさがしだす。







焼き豆ハンドピック用のトレー(茶)。

この中から悪い焼き豆をさがしだす。。







コーヒー豆の保管


生豆の保管容器。

これは紙製。



空気を通すので、良い








生豆の保管容器。

これは瓶(ガラス製)。



梅雨時期のみの、避難用。








生豆の保管容器。

これは金属製。



蓋は密閉でないので、空気は通る。
通常は管理しやすい。







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